借金をしているのに逆にお金を回収できる方法
借金をしているのに逆にお金を回収できる方法として、過払い請求があります。これは、その名の通り払いすぎたお金を返してくださいと請求することを言います。
しかし、どんな場合でも過払い請求ができるわけではありません。貸金業者からお金を借りていたときに、利息制限法で定められている制限をこえた利息を支払っていたことが条件になります。
利息制限法で定められている上限は、10万円以上100万円未満の場合なら18%、100万円以上の場合なら15%です。例えば、200万円を借りる消費貸借契約を結んだ場合に、金利が25%と設定されていたら、10%の金利分の利息を払いすぎていることになります。
利息制限法は貸金業者が守らなければならない法律の1つであり、これに違反しているということは、違法行為を行っているということです。しかし、利息制限法には罰則規定がないので、罪に問われることはありません。
ただし、貸金業法や出資法が改正されたことで、現在では違法な金利を設定しているとペナルティがかせられるようにもなっています。 貸金業者が法律に違反していることが原因なので、債務者は当然に過払い金を返してもらうように請求することができます。過払い請求をするとブラックリストに載ってしまうという噂もありますが、その噂は間違いであり、ペナルティはいっさいありません。
過払い請求をした後で、なお借金の残高が残っていた場合には、債務整理をすることになるので、ブラックリストに載ってしまいます。過払い請求をする前に、借金を完済できるかどうかをしっかりと計算しておくことが重要です。